JESD | 日本うつ病就労移行支援協会 新横浜

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就労移行支援を利用してわずか3か月、事務職内定までの道のり|新横浜の就労移行支援【個別支援型】

新横浜の就労移行支援事業所、JESD(ジェスド)新横浜のサービス管理責任者、杉崎です。 

2017年5月、はじめて就労移行支援事業所JESDの門をたたいたH・Sさん(以下Hさん)。

この度、世界最大級の総合コンサルティング会社である、アクセンチュア株式会社 様に内定をいただくことが出来ました。

JESDに来てから、わずか3カ月で内定に至ったHさんのこれまでを振り返ります。

「なぜ就労移行支援を希望されたのですか?」

Hさん:「8年ほど前、仕事中に病気(統合失調症)を発症しました。それから長い間、何もする気がおきず自宅で約6年間療養しておりました。やっと体調が落ち着いてきた頃に、何かしなければという気持ちが芽生え、短期のお仕事に挑戦しました。それをきっかけに、さらに本格的にチャレンジしたい意欲に駆られ、自分の進路について考え始めていたところ、偶然JESD新横浜の「就労継続支援A型」の募集に目が止まりました。面接をしていただいたところ、同事業所では「就労移行支援」も行っていることを知りました。今の自分にとって急いで就職するよりは、むしろ資格取得なども視野に入れながら自分の武器を増やし、生活サイクルも整えながら確実に就労に結びつける方向を選択することにしました。

 

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 「なぜJESDに決めたのですか?」

Hさん:「JESDを体験をする前に、実は違う事業所の体験に行ったことがあるんです。その事業所は利用者が非常に多く、支援員も大変忙しそうにしていて、とても話しかける雰囲気ではありませんでした。集団行動の訓練を積極的に取り入れられていたものの、苦手な人には辛いプログラムでした。またパソコンの勉強は「ご自由に」ということで、わからなくてもすぐ質問出来る環境にありませんでした。また病気について理解しなくてはならないことはわかるのですが、かなり深くえぐられている感覚があり、私には合わないのではないかと感じて、体験を終わりました。
その後、就労移行支援にはあまり興味を持たなかったのですが、JESDは違いました。JESDは個別指導で、提供されるプログラムを必要だと思う方だけが受講します。パソコンのスキルを身につけたいという方には、専門の支援員がいるのですぐにわからないことを質問出来ます。また支援員と利用者のみなさんが非常に温かい方ばかりで話しやすいことも大きな特徴でした。

 支援員:「HさんにとってはJESDの方がしっくりきたわけですね?」

Hさん:「そうです。」

支援員:「選ぶ時のポイントってありますか?」

Hさん:「ホームページなどでその事業所の方針を読み、興味が湧いたら見学してもいいですし、電話で聞きたい事を質問してみるのもありでしょうか。電話対応でその事業所の雰囲気や質が垣間見えることもありますし。あとはハローワークに置いてあるパンフレットを見比べてもいいかもしれませんね。」

支援員:「電話応対もパンフレット作りも気を抜いたらダメですね(^^)」

Hさん:「そうかもしれません(^^♪」

 

 「JESDではどんなことを学びましたか?」

Hさん:「まずはサポートプログラムの基本である「自己管理」を行うことから始まりました。体調管理する※Kシートというものを利用し、その日の体調についての項目を細かくチェックしていきます。これを一日2回つけ、月末の面談で1ヶ月の体調を報告します。心身ともに安定していたか、不調時には何が原因だったのか、それにどう対処したのかなどを確認し、今後どうすれば不調の波を緩やかに出来るのかなど、こと細かくサービス管理責任者と話し合います。これによって、自分の体調のコントロールができるようになってきました。

またMOS(マイクロソフト認定の資格の略)の取得を目標にしていたので、特に事務職で必要とされるExcelの勉強をしてきました。パソコンに精通している専門の支援員の方がいらっしゃるので、個別の課題をいただき、わからないことはすぐに質問して解決しました。おかげさまで勉強開始から2ヶ月弱でMOSを取得することができました(*’▽’)」

支援員:「一つ目の目標達成でしたね。」

Hさん:「はい、ありがとうございます。」

「就職活動を始めようとしたきっかけはなんですか?」

Hさん:「資格を取得したことで自分に自信がつき、次の目標を考えていた時に、支援員から、将来どんな職種につきたいのかもっと掘り下げて考えてみたら?とアドバイスがあり、色んな情報を調べているうちに就職したい気持ちが強くなりました。事務職の仕事を探していたところ、希望する企業様のミニ面接会が近く開催されると知り、思い切って応募しました。」

支援員:「続いて内定までの道のりを教えて下さい。」

Hさん:「まずハローワークの求職者登録をしました。就労は面接時の第一印象が一番大切だと支援員からアドバイスを受けていたので、面接対策としてJESDが準備した想定問答に対し、受け答えができるよう練習を重ねました。面接当日は、サービス管理責任者にご同行いただきました。その後、無事内定をいただくことができました(^^)8年前の自分にはまったく想像もつかなかった一流企業への就労。到底自分一人の力ではここまで来ることはできませんでした。JESDの皆さんには本当に感謝しております。なお、JESDを卒業したあとも定着して就労ができるようサポートしていただく予定で、安心しています。」

支援員:「就職することも、長く働けることも大事ですよね。」

Hさん:「本当にそう思います。」

「JESDで役に立ったことを教えて下さい」

Hさん:「まず、自分を変えるきっかけになった「Kシート」の利用です。このおかげで、自分の体調を把握し、コントロールができるようになりました。そして、仕事の基本といわれる「報告・連絡・相談」の大切さもJESDで実感しました。体調の異変は当人にしかわからないことがあります。自身の状態をわかっていただくためにも、報、連、相は欠かさないように意識し、今ではすっかり定着しました。
また一人きりだった生活と違い、向上心のある仲間が周りにいることで、いい意味で刺激を受けて活動できました。同じ目標に向かっている者同士、疑問点を話し合ったり休憩中には他愛のない話でホッとしたり、安心して話せる空気が流れているJESDでは、自然にコミュニケーション能力も向上したと思っています。」

 

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「それでは最後に、これから就労を目指す方へ一言お願いできますか?」

Hさん:「はい。今までの私は一人でなんとかしよう…と考えこんでストレスを抱えることが多かったのですが、誰かに頼ったり相談したりすることは、とても大切なことであることを学びました。JESDには信頼できる人達がたくさんいます。自分をわかってくれる人達がたくさんいます。そんな方々に、自分の思っていること、感じていることを思いきりぶつけてみるといいと思います。今までと違う世界が広がってくるはずです。
障がいを持っているということに諦めを覚えていた時期もあったのですが、今では障がいは自分の中の個性であると感じられるようになりました。自信を持って、新たな一歩を踏み出しましょう。私も定着して就労できるよう、努力していきたいと思います。」

支援員が思う、就労で大切なこと

Hさんが就労移行支援事業所を使い始めてから、大手外資系企業の事務職内定を決めるまでを振り返ってもらいましたが、いかがでしたでしょうか。
ブログをお読みになって頂いたお一人お一人で感じ方は異なるかもしれませんが、サービス管理責任者として、Hさんの姿勢を見守らせていただき感じたことがあります。
それは
明確な目標をもつことが自身を支える柱となる、ということです。
JESDは脇役であり主人公は利用者の皆様です
また時間は無限ではないことを忘れてはいけません。

就労は長い人生選択の岐路といえます。

「事業所がなんとかしてくれる」「2年あるんだからのんびりしよう」と甘えていると、自身が気が付かないうちに「こんなはずじゃなかった…」という非常に残念な未来が待ち受ける事になります。

どうかご自身の目で、耳でしっかりと確認し、ここなら自分の目標に向かって頑張れる!という確信をもってから一歩踏み出して下さい。
そして高い志を持ち、仲間と共に、希望ある未来を掴んで下さい。

 JESD新横浜では利用者の皆さんの「やりたい」「できるようになりたい」という熱い思いを大切にしながら、その方に最適な支援や職種を一緒に見つけていきます。

急いで就職、ではなく満を持して就職し、長く勤められるようこれからも充実サポートであなたをお支えします。

                       

※Kシート…Kawasaki Syurou TEityaku Programで利用しているセルフシートをJESD 用にアレンジしたもの

 

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