JESD | 日本うつ病就労移行支援協会 新横浜

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スキルが活きた!わずか4ヵ月で大手電力会社から内定!|新横浜の就労移行支援・継続A型【個別支援】

新横浜の就労移行支援事業所、JESD(ジェスド)新横浜のサービス管理責任者、杉崎です。 

2017年8月、JESD新横浜の利用を開始した30代男性のH・Nさん(以下Nさん)。

この度、

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に内定をいただくことが出来ました。

利用開始から内定までの経緯を思う存分語っていただきます。それではスタート♪♪

 

「なぜ就労移行支援を希望されたのですか?」

Nさん:「平成25年夏頃、うつ病を発症しました。2ヶ月間の休職後に復職したものの、3年後の春に体調を悪化させてしまい、療養を理由に前社を退職しました。

半年間、療養という名の「引きこもり生活」を経て、就職活動を始めました。ところが書類選考は通っても面接では通らず、応募社数を増やすという姿勢も裏目に出て、体調をさらに悪化させてしまいました。

 行き詰まっていた折、周囲の薦めもあり「精神障害者保健福祉手帳」を取得。そしてハローワークへ障害者求人登録に行った際、「就労移行支援」という福祉サービスの存在自体を初めて知りました。当初は「障害者求人に1社ずつ応募していけば、いずれはどこかに…」と考えていましたが、療養生活では戻せなかった生活リズムの改善や就職活動の支援は、まさに当時の私が必要としていたことでした。」

 

「JESDにお決めになった理由をお聞かせください」

Nさん:「ハローワークに置かれていた就労移行支援事業所のパンフレットを持ち帰って自宅で隅々まで読みました。就労移行支援事業所によって方針やビジョンがまったく違うことがわかりました。そこでまず、障害の種別を問わず幅広く支援をしている事業所ではなく、精神障害者を主に支援している事業所を大量のパンフレットの中から抜き出しました。そしてその中から“自宅から近い” “事務職に必要なスキル習得に力を入れている” “集団訓練でなく個別支援である” “パンフレットが見やすくてキレイ”なJESD新横浜(以下、JESD)への相談・見学を決めました。」

支援員:「ご自宅から近いイコール通いやすい、という点は大きな決め手の一つでしょうね。パンフレットにお金をかけてよかったですw」

Nさん:「そこ、重要だと思いますよ。パンフレットも第一印象が大事ってことです。カラーコピーでも文字が不鮮明なものや、紙面が文字でびっしりというものもありましたけど、JESDのパンフレットは必要な情報がシンプルにかつキレイにまとめられていて強く印象に残ったんです。」

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支援員:「他の移行支援事業所もご見学なさったのですか?」

Nさん:「見学予約はJESDを含め3事業所したのですが、JESD以外は最短で10日~2週間後、JESDは3日後に見学予約を入れてくださり、スピード感も大切にされているなぁと感じて、好印象でした。
複数の事業所に見学や体験などに行ってから決める方が多いでしょうが、私は『障害者福祉サービスを提供しているのだから、どこも支援やアドバイスは行き届いているだろう。そこで日々の通所ができなければ、利用者さんやスタッフとのコミュニケーションをとれなければ、どこの企業へ就職してもまたダメになるだろう』と考えていました。そういった思いでJESDを訪ねたので、よほどのことがなければここに決めると思っていました。」

支援員:「なるほど。期待は裏切らなかったと?」

Nさん:「実際に見学・体験してみて、私が勝手にイメージしていた“どこかどんよりしている” “皆ピリピリしている” といった点は皆無でした。スタッフさんも利用者さんもみな社交的でにこやかで優しくて、正直びっくりしたというのが第一印象です。自分はうつ病も軽度で、社交性やコミュニケーション能力も高いと高をくくっていただけに、ちょっとショックでもありました。もちろん即JESDの利用を決断しました。」

支援員:「ちょっとほめ過ぎでは?」

Nさん:「いや…JESD以外に行ってないので、知らないだけです(苦笑)」

「JESDではどんな支援を受けましたか?」

Nさん:「就労に向けたペースやリズムは個々で違うと思いますが、私の場合はJESD利用開始時にはすでに前社の退職から1年以上が経っており、ある程度危機感とスピード感を持って就労に向けた取り組みをしなくてはならないと考えていました。ですから、まずは週5日間・1日6時間というJESDの就労移行支援サービスでのフルタイム通所を目指しました。入所当初慣れるまでは体調にもだいぶ波がありましたが、そこで効果絶大だったのが「Kシート」の存在です。療養生活ではなんとなく生活リズムを整えなくてはという程度のものでしたが、「Kシート」を使ったセルフケアプログラムを通して自身の体調を可視化することで、何が不調の原因なのか、どうすれば悪化させずに生活できるかを考える習慣が身につきました。現在はKシートをオリジナルに改良し、より細やかに自己管理ができるようになっていて、週5日間・1日6時間の通所はもちろん、フルタイムでの勤務を想定して退所後も近くの図書館へ向かって19時まで資格学習を行えるようになりました。」
支援員:「月末カンファレンスでNさんのKシートを拝見した時、こんな風にカスタマイズされて凄すぎる!!!と度肝を抜かれました。私が同じことをしようとしたら逆に体調を崩すかも…」

Nさん:「Kシートをつけ始めて2ヶ月目くらいから、自分の中でマンネリ化してきてしまって、そこからは毎月チェック項目を追加したり、変えてみたり、睡眠時間も記録するなど工夫しました。グラフは「MOS Excel Expert」の勉強も兼ねて作成したんです。
セルフケアはJESDにいる間だけでなく、この先も重要になってきますから。より細やかなセルフケアを行う為にKシートをカスタマイズすることは当然のことです。」
支援員:「参りました<(_ _)>」

 

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 「JESDで身につけたスキルについて教えて下さい」

Nさん:「これまで大学受験予備校での事務アルバイトを経て、IT業界でSEとしてスキルを身につけてきました。病気の発症を機にSEとして専門職のスペシャリストを目指すことに限界を感じ、事務・サポート職へのキャリアチェンジを考えていました。

オフィスソフトは業務経験があったので、まずはMOS(Microsoft Office Specialist)の取得を目指そうと考えました。

ところがPC支援員さんから「あなたの経歴やスキルを考えたら、MOS取得はアピールポイントにならないのでは?」とアドバイスを受けました。そこでMOSの上位レベルであるMOS Expert(Excel/Word)の取得に変更しました。

業務でオフィスソフトを使っていたといっても、これまで体系的に学んできたことはなかったので、基本から学習するいい機会になりましたし、客観的な証明となる資格を取得したことで、就職活動の武器にもなりました。集中力や記憶力も病気発症前に比べるとだいぶ落ちてしまいましたが、スタッフさんからの励ましや利用者さん同士での激励もあり、意欲的に取り組むことができました。」

支援員:「試験から戻られると、いつも『満点合格』というお土産をいただき、事業所みんなの感嘆の声が響き渡りましたよねぇ。いやはや本当にお見事ですっ!」

  

「就職活動開始のきっかけは?」

Nさん:「今年10月に行われた「よこはま障害者就職面接会」に参加したことです。当初は「見学だけできればいいかな」くらいに考えていたのですが、もともと就職活動を経てJESDの利用を始めたため、履歴書や職務経歴書はすでに手元にありました。就労支援員さんに書類の添削をしていただき、面接も受けてみました。残念な結果でしたが、面接での想定問答をもう少し自分の中で整理できれば勝負できる!と実感でき、手応えは上々でした。」

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「就職活動の様子についてお聞かせ下さい

「就職活動の様子についてお聞かせください」

Nさん:「ハローワークで求人検索する際、“事務職”だけでは多くの求人情報がヒットしてしまいます。私はこれまでのキャリアで身につけたITスキルを活かしつつ、幅広く行える事務職を探しました。具体的には「厚生労働省編職業分類」という職種を細かく分類分けした3桁~5桁の「職種コード」から、検索したい職種コードをあらかじめ調べておき、ハローワークの検索端末でこの「職種コード」を指定して検索します。こうすることで多くある事務職でも「総合事務」「受付事務」「営業事務」「データ入力」などをピンポイントで検索できます。

支援員:「事務職ご希望の方が多いので、大変参考になります。」

Nさん:「面接対策としては“体調を万全に整えること” “自分自身の経歴、性格、志望動機、エピソードなどの脳内整理をきっちりやっておくこと” に重きを置きました。本番は概ね想定問答に沿った質問やエピソードについて、丁寧に落ち着いて答えられました。また、就労支援員さんからのアドバイスもあって、通常は履歴書に自身の障害に関することを記載するのですが、自己分析をさらに深め、別途 “私の障害について” という応募書類を作成したことは非常に効果的だったと思います。実際障害について多々聞かれましたが、すべて記載済みの内容でした。

『想定問答に的確に答えられること(具体的エピソードがあると尚よし)』『障害について的確に答えられること(自己分析ができていること)』の2点を押し出すことができたのが、内定獲得の一因ではと考えています。もちろん第一印象を決める身嗜みや所作、言葉遣いといったビジネスマナーも大事です。

支援員:「第一印象という点で、スーツがお似合いなのもかなりのポイントだったのでは?秋以降、毎日スーツで来所されてましたね。」

Nさん:「はい。夏場は私服&軽装で通所していましたが、髪や髭をきっちり整えてワイシャツにネクタイ、スーツに着替えることって、しばらくやらないとそれだけでちょっとストレスに感じてしまうんです。なので、もう一度習慣化させようと思いまして。」
支援員:「個人的にピンクのワイシャツがお似合いかと。」
Nさん:「いつもそう言っていただけるので、着る回数が以前より増えました。と言ってもやっぱり基本は白シャツを選びますけど(^_^;)」

  

「JESDで印象に残っていること、利用した感想などお聞かせ下さい」

Nさん:「私は環境変化に対するストレス耐性が低いという特徴があります。JESDへの通所開始直後はすぐには馴染めず、体調も崩しがちでしたが、事業所の皆さんの気遣いで、思いの外早く環境に慣れることができました。利用者の皆さんは一人ひとりが個性的で魅力的で、休憩中の会話もひとつのリラクゼーションになりました。」

 支援員:「わかります、わかります。みなさんお優しいですもんね。」

Nさん:「入所した頃、利用者さんの有志で作られた夏祭り実行委員会がイベントの企画を進めていました。まだ入ったばかりでしたが、ミーティングにも何度か参加し、事前価格調査など大変いい経験になりました。学生時代に戻ったようで楽しめました。」
支援員:「夏の暑さが大の苦手なはずなのに、タオルを巻きながら焼きそばを担当して下さいましたよねぇ(-_-;)」

Nさん:「自分ができることは惜しむことなくやろうと考えたんです。エアリズムでも汗だくで、帰宅後グッタリでした。」

支援員:「一見真面目なサラリーマン風のNさんですが、とてもお茶目な一面を披露できたイベントでしたね。」

Nさん:「 今になって、あのまま一人で就職活動を続けていたらどうなっていたかと思うことがあります。JESDでの支援を通して、“Kシートでの生活リズム改善” “MOS Expert資格取得” “コミュニケーションスキル向上” “応募書類添削&面接対策” など得られたものは多かったです。これらは単独での療養生活や自宅学習、就職活動では簡単には手にできないことだと思います。現実に1年間の療養期間と、JESDでの数ヶ月間では充実度と成果がまるで違います。また、JESDでは「個別支援」を追求されており、「皆で軽作業を延々とこなす」「習得済みスキルの講座に出る」といった場面がなく、自分のペースで自分に必要なプログラムに取り組むことができました。それは裏を返せば自分自身で「今すべきこと」を考え、目標を立て、目標達成のためにどのようなスケジューリングを組むべきかを考える必要があるということです。もちろん支援員さんのアドバイスもありますが。これは就職後に必ず必要になってくるスキル・考え方だと思っているので、JESDへの通所はこの意味でも大変有意義でした。

支援員:「いつも意識を高く持って取り組まれていらっしゃいましたよね。」

Nさん:「ありがとうございます。」

 

「今後の目標は?」

Nさん:「嘱託社員として1年間の契約満了時に正社員登用されるかが決まる予定なので、まずは1年後の正社員登用を目標にします。むしろそこがスタートだと私は捉えています。それから私自身の経験を、社会へ、特に私と同じような悩みを抱えた人たちへ、還元していけるようになればと思っています。

また、これまでIT関連資格(基本情報技術者、情報セキュリティマネジメント、MOS Expertなど)を取得してきましたが、1年~2年をかけた中長期計画として、実用性と難易度の高い「社会保険労務士(社労士)」資格に挑戦しようと考えています。」

支援員:「Nさんならやってくれそうな予感がプンプンします!」

  

「最後に、就労を目指す方々にメッセージをお願いします」

Nさん:「今就労移行支援サービスを受けている方も、受けようと思っている方も、皆さん置かれている状況が異なります。得意なことと苦手なことも違います。ですので、うまく全員に届けられるような気の利いたことは私には言えません。

ただ、「就労移行支援事業所へ通所すること」「資格をとること」「ビジネススキルやコミュニケーションスキルを向上させること」「就職活動をして内定をとること」が、最終的な目標ではないことは皆さんに共通しているはずです。

たとえ居心地が良い場所だと感じても、そこは自分を律する心を持って自分のペースを守りつつ、少しずつでも目標に向けたプログラムをこなしていくことが大事ではないかと思います。

私もこれからの就職先での仕事に期待もあれば不安もあります。「自分ができることは進んでする」という気持ちで日々の業務に従事できればと考えていますが、「自分ができないことを無理してでもやろうとする」ことは体調を崩す一因となり得ます。これからも支援員さんのお力を頂戴して、就労定着支援を受けさせていただく予定です。いつかその支援を離れ独り立ちして、社会貢献ができるようになりたいと思います。」

 

 

Nさんの体験記はいかがだったでしょうか。退職後、思うように回復できず再就職までの間に大きな溝が出来て、なかなか一人ではその溝を埋ることが難しいとお考えの方には、非常に響くものが多かったのではないでしょうか。

 

JESDでは利用者の皆さんの「やりたい」を大切にします。して利用者お一人お一人に適切な支援や職種を一緒に見つけて参ります。

そして就職後も安心して働き続けられるよう、これからも充実サポートであなたを支えます。 

※ブログ内の写真及び文章に関しましては、 ご本人同意のもと掲載させていただいております。

 

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